光則寺 〜長谷の花のお寺

 

長谷寺のお隣にある日蓮宗のお寺です。

 

日蓮上人が佐渡へ流された時、高弟・日朗が捕らえられて鎌倉幕府第五代執権・北条時頼の重臣・宿屋左衛門光則の邸内の土牢に監禁されました。光則は日蓮上人が自らの不運を嘆くことなく、弟子の身の上を案じる心に打たれ、のちに帰依したと伝えられています。

日蓮上人放免後は、自邸を寺として、日朗を開山と仰ぎ、文永十一年(1274)に創建されました。

現在の本堂は慶安三年(1650)に建てられたそうです。

 

光則寺の門をくぐり、すぐ右の小道から、右の山を目指します。綺麗に整備された石段が、日朗上人の土牢まで続きます。

 

到着、広い平らな場所の右手に土牢があります。写真だと分かりにくいのですが、かなり大きなものです。

ちなみに、一人でちょっと怖かったので、中は拝見しませんでした。

しかし、ここに閉じ込められたら、30分で発狂するな。

 

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩碑です。賢治は法華経に心酔していたそうです。

法華経といえば日蓮宗、光則寺は日蓮宗のお寺ですね。

 

樹齢二百年と言われる市の天然記念物・カイドウの古木です。