光則寺 〜長谷の花のお寺〜
宗派 | 日蓮宗 |
山号・寺号 | 行時山光則寺 |
創建 |
文永十一年(1274年) |
開山(寺院を開創した僧侶) |
日朗上人 |
開基(寺院を創立すること、それをした僧) | 宿谷光則 |
本尊(本堂に安置され最も尊重されている仏像) | 一塔両尊四士 日蓮上人像 |
住所 | 鎌倉市長谷3-9-7 |
アクセス | 長谷駅より徒歩6分 |
拝観時間 | 7時半〜日没 |
拝観料 | 100円(中学生以下無料) |
長谷寺のお隣にある日蓮宗のお寺です。
日蓮上人が佐渡へ流された時、高弟・日朗が捕らえられて鎌倉幕府第五代執権・北条時頼の重臣・宿屋左衛門光則の邸内の土牢に監禁されました。光則は日蓮上人が自らの不運を嘆くことなく、弟子の身の上を案じる心に打たれ、のちに帰依したと伝えられています。
日蓮上人放免後は、自邸を寺として、日朗を開山と仰ぎ、文永十一年(1274)に創建されました。
現在の本堂は慶安三年(1650)に建てられたそうです。


光則寺はいつ行っても、この入り口に自転車がずらりと止まっていますね(笑)。




拝観料100円ですが、お皿にポンと入れ込むようになっています。詳細な花の位置の地図が置いてあります。


光則寺の門をくぐり、すぐ右の小道から、右の山を目指します。綺麗に整備された石段が、日朗上人の土牢まで続きます。

石段は結構長い、で、どんどん暗くなっていきます。

途中右手に平らな場所があり、五輪塔など古いお墓が並びます。
ちなみに、左手は光則寺のお墓で、参拝に来られている方とかが見えます。






宿屋左衛門光則の文字が見えます。土牢までもうすぐです。

到着、広い平らな場所の右手に土牢があります。写真だと分かりにくいのですが、かなり大きなものです。
ちなみに、一人でちょっと怖かったので、中は拝見しませんでした。
しかし、ここに閉じ込められたら、30分で発狂するな。


土牢に関する碑が側に立っています。全然読めん(笑)。
これ、佐渡流罪前夜に、日蓮が日朗に送った手紙「土牢御書」の石碑だそうです。

土牢を見て満足したので、また石段を降りていきます。ここからは、植物満載の光則寺です。









宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩碑です。賢治は法華経に心酔していたそうです。
法華経といえば日蓮宗、光則寺は日蓮宗のお寺ですね。

樹齢二百年と言われる市の天然記念物・カイドウの古木です。



