円覚寺 〜鎌倉五山第二位

 

鎌倉五山 第二位

鎌倉二十四地蔵尊 第十三番札所 手引地蔵尊

 

北鎌倉駅から徒歩1分、円覚寺です。

円覚寺は、1282年(弘安5年)に創建されたお寺、開基は鎌倉幕府の執権北条時宗です。

開山は、宋から来朝した高僧の無学祖元(仏光国師)で、創建の主な目的は、蒙古襲来で戦没した多くの霊を弔うことでした。

 

寺名の由来は、起工の際に地中から「円覚経」を納めた石櫃が掘り出されたことによるそうです。

 

1333年(元弘三年)に鎌倉幕府が滅びた後、夢窓疎石(国師)が住職につき、後醍醐天皇のちからもあり、寺は繁栄、塔頭が四十二院を数えたそうです。

そういえば、塔頭黄梅院は夢窓疎石の塔所なんですよね。

 

山門(三門)です。楼上には十一面観音、十六羅漢像などが安置されています。

 

山門上には、伏見上皇勅筆による「縁覚興聖禅寺」の額があります。

 

右から「大光明寶殿」とあります。

この扁額は、後光厳(ごこうごん)上皇から賜ったものだそうです。

 

円覚寺の本尊、宝冠釈迦如来です。いつ行っても、「お前の心はお見通しだ」と言われている気がします。

 

仏殿内部の天井絵、前田青邨監修のもと、守屋多々志画伯揮毫の「白龍の図」です。

 

仏殿左奥にある無学祖元禅師坐像(右)・達磨大師坐像(左)です。


仏殿左、選仏場です。

 

大方丈です。本来は住職の居間ですが、現在は法要・説教など多目的に使われています。

 

方丈左奥、虎頭岩のある池、妙香池です。

 

弁天堂です。江ノ島より請来した弁財天をまつってあります。

弁天堂にある、高さ2.5メートルの鐘楼(国宝)です。

大檀那・北条貞時、撰文・西澗子曇、鋳物師・物部国光です。