妙隆寺 〜寿老人・鍋かむり日親

 

日蓮上人辻説法跡のすぐ近くにある日蓮宗の妙隆寺です。

千葉常胤の子孫胤貞の別邸があったことから「千葉屋敷」と呼ばれ、日英上人の元、鎌倉における中山門流の中心だったそうです。  

 

二代目の日親上人は、生爪をはがした血で墨をすり曼荼羅を描いたという伝説のある人で、永享11年に「立正治国論」を室町幕府第六代将軍足利義教に建白ようとして受け入れられず、捕らえられ灼熱の鍋を被せられた言います。拷問を受けても主張を曲げない人物で、「鍋かむり日親」の偉名がつけられました。

 

境内には、江ノ島鎌倉七福神の寿老人の像もあります。 

 

寿老人の像が安置されています。

 

なべかむり日親上人の像です。穏やかな、いい表情ですね。