妙法寺(大町) 〜松葉ヶ谷法難

 

妙法寺は建長5年、日蓮大聖人が千葉県安房から鎌倉に入り始めて開かれた法華経弘通の道場で、身延山に入山されるまで二十数年にわたり住まわれた霊蹟だそうです。のちに対立者のために焼き討ちされた「松葉ヶ谷の法難」の舞台となったと言われています。  

 

中興開山の日叡は、鎌倉で悲運の最期を遂げた後醍醐天皇のご子息大塔宮護良(もりなが)親王の子で、日蓮の遺跡を守り、親王の菩提を弔うため墓を建てられ、この寺を再興したとされています。その親王のお墓は裏山山頂にあります。  

将軍徳川家斉もしばしばお参りに来られていたため、総門、仁王門、法華堂を朱塗にしたと言われています。


総門です。開いていないので、左手から入ります。

 

正面に本堂があります。

 

仁王門に行く途中の小径、右手に大覚殿が見えます。

 

有名な苔石段です。見事です。

 

登りきった右手に法華堂があります。

 

法華堂左手に日叡上人お手植えのソテツがあります。

 

矢印の道順通り、護良親王のお墓に向かいます。

これが「嘘や〜ん」ってくらい、苔むした・急で・滑りやすく・長い石段です。

 

登りきると、ご褒美で鎌倉の海を一望できます。護良親王のお墓を参拝し、さぁ、気をつけて帰りましょう。