常楽寺 〜鎌倉三名鐘

 

こじんまりしたお寺ですが「鎌倉通ならここだろう」という素敵な歴史のある、実に雰囲気のいいお寺です。

 

鎌倉幕府第三代執権、北条泰時が妻の母のため1237年(嘉禎3年)に粟船御堂を建て、退耕行勇が供養の導師を努めたのが始まりだそうです。

北条泰時のお墓は裏手にあります。

禅宗の祖・蘭渓道隆は建長寺を開山しましたが、その前に五代執権北条時頼に招かれ入ったのがこの常楽寺です。

鎌倉三名鐘の一つである常楽寺の梵鐘は鎌倉最古の梵鐘、現在は鎌倉国宝館に寄託されています。間近で見ることができます。

 

常楽寺仏殿天井の、狩野雪信作の目に瞳が描かれていない「雲龍」があります。

 

木造文殊菩薩坐像(県重要文化財)は1月25日の文殊祭の時だけ開帳されます。

 

本堂前の蘭渓道隆お手植えとされる大銀杏です、本当に大きいです。

 

常楽寺本堂です。