常栄寺 〜ぼたもち寺

 

ぼたもち寺として有名な、常栄寺です。

由来は、文久八年(1271年)、日蓮上人が多くの警護に囲まれ、引き廻しにあっている途次、この地の桟敷の嫗が上人の前に進み、胡麻の餅を捧げたという美談にあります。龍ノ口の法難で処刑を免れたことから、「頸つぎのぼた餅」「御首継ぎにゴマの餅」と言われ、九月に執り行われる御法難会にゴマをまぶした餅が供えられるそうです。

寺名は嫗の法号である「妙常日栄」から取られたそうです。