浄智寺 〜鎌倉五山第四位〜
宗派 | 臨済宗円覚寺派 |
山号・寺号 | 金宝山浄智寺(きんぽうざんじょうちじ) |
創建 |
弘安四年(1281年) |
開山(寺院を開創した僧侶) |
南洲宏海 大休正念 兀菴普寧 |
開基(寺院を創立すること、それをした僧) | 北条師時 |
本尊(本堂に安置され最も尊重されている仏像) | 三世仏如来坐像 |
住所 | 鎌倉市山ノ内1402 |
アクセス | 北鎌倉駅より徒歩8分 |
拝観時間 | 9時〜16時半 |
拝観料 | 150円 |
鎌倉五山 第四位
鎌倉十三佛霊場 第六番札所 変成王 六・七忌引
鎌倉三十三観音霊場 第三十一番札所 聖観世音
鎌倉二十四地蔵尊 第十二番札所 聖比丘地蔵尊
鎌倉・江の島七福神 布袋尊
ご詠歌 けふよりぞ こがねのやまに 入りにけり きよきさとりの ちえをとりつつ
五代執権北条時頼の三男、宗政の菩薩を弔うため、夫人と息子の十代執権師時が創建した、鎌倉五山第四位の禅刹、浄智寺です。
開山に招かれたのは南洲宏海、しかし、師である大休正念と兀菴普寧に譲ったことで、開山は三名の名が連ねられます。
1356年(延文元年・正平11年)の火災により伽藍は消失、室町時代には方丈、書院、法堂などの建物や多くの塔頭があったそうです。
境内は国指定史跡。
北鎌倉駅からちょっと歩くだけでこんな素敵な空間が!

惣門(山門はもう一つ奥)手前、石段と左手には鎌倉十井である甘露の井があります。

甘露の井の説明のお札あるんですけど、読めない(笑)。

惣門(高麗門)です。
江戸時代後期のもので、門にはもとは扉があったらしいです。
円覚寺開山の無学祖元が書いたと言われる「寶所在近(ほうしょざいきん)」の扁額がかかっています。そのまま読むと「宝は近くにある」だけど、実際はお経の文言で「もう少し修行しなさい、そうすれば立派なお坊さんになれます」という意味だそうですよ。




参道の石段を登ると、山門(鐘楼門(しゅろうもん))があります。
こちらの山門は鐘楼がついた鎌倉市内唯一の門で、二層に鐘楼があるそうです、よく見えないけど(笑)。
書は、石川丈山によるものといわれる扁額、「山居幽勝(さんきょゆうしょう)」(仏の世界にあって、深く静かですばらしい地にあるという意味らしいです)が架かっています。


山門をくぐってすぐ左手に、巨大なビャクシンの木があります。

ビャクシンの右手に仏殿があります。 「曇華殿」(どんげでん)の額を掲げ、中には三体の仏像が祀られています。 真ん中が現在仏の釈迦如来、向かって左が過去仏の阿弥陀如来、右が未来仏の弥勒如来、室町時代の作だそうです。




曇華殿裏にある、聖観世音菩薩です。前だけ見て散策すると、間違いなく見逃します。




奥に進むと墓地があり、さらに右に進みます。
すると、井戸や横井戸、やぐら、狸の像、竹林が出迎えてくれます。














さらに進むと布袋尊の案内がありますが、その手前に観音様の像があります。

ここをくぐって布袋様の処に向かいます。


鎌倉・江の島七福神の布袋尊です。


布袋様の奥におられる観音様です。



辞して、道なりに行くと庫裏(くり)があります。御朱印はこちらで頂きます。

棟門(むねもん)を抜けると最初に拝観料(200円)を払った受付のところに出ます。
この棟門、扉に葵の紋がついていて葵門とも呼ばれているそうです。気品のある門ですね、江戸時代後期のもだそうです。

葵の紋、浄智寺は徳川所縁の寺ではないけれど、この紋を幕府が建ててくれたので葵の紋があるのだそうですよ。


鎌倉十三佛・鎌倉二十四地蔵尊、鎌倉三十三観音の御朱印です。



鎌倉三十三観音、鎌倉・江ノ島七福神の御朱印です。


この地図は、鎌倉十三佛のお寺をマークしています。
この地図は、鎌倉五山のお寺をマークしています。
この地図は、鎌倉三十三観音のお寺をマークしています。
この地図は、鎌倉二十四地蔵尊のお寺をマークしています。