報国寺 〜竹の庭

 

鎌倉十三佛霊場 第八番札所 平等王 百ヵ日忌

鎌倉三十三観音霊場 第十番札所 聖観世音

ご詠歌 よきにつけ あしきにつけて み仏の たのむわが身は いざくにのため

  

建武元年(1334年)に創建された、臨済宗・建長寺派の禅宗寺院の報国寺です。

休耕庵という塔頭の後に孟宗竹が生え、現在の「竹の庭」になりました。

寺領は5km先の衣張山に及ぶ広大なものだそうです。

 

仏乗禅師が元の留学中から帰国後に渡って作った漢詩約200篇を集めた「東帰集」は、日本人による偈頌集として最初のもので、国重要文化財、偈頌集とは禅宗では、悟りの境地などを表現する漢詩を集めたものだそうです。

 

山門をくぐり、左に石庭を見ながら進みます。


迦葉堂です。かつては、宅間法眼の作といわれる迦葉像があったのだそうです。

 

本堂です。

 

明治から大正にかけて活躍した歌人、木下利玄の歌碑、報国寺に墓もあるそうです。

「あるき来てものゝふ果てし岩穴のひやけきからにいにしへおもほゆ」

 

竹林右奥にある足利一族のやぐらです。開基の足利家時と「永享の乱」の折に自刃した足利義久らの墓と伝えられているそうです。