本覚寺 〜小町の日蓮宗のお寺〜
鎌倉十三佛霊場 第三番札所 三・七日忌・宋帝王
鎌倉・江ノ島七福神 夷尊神
鎌倉・江ノ島七福神の一つ、縁結びや商売繁盛の神・恵比寿神を祀る本覚寺です。
本覚寺のこの場所は、幕府の裏鬼門にあたり、源頼朝が鎮守として夷堂(えびすどう)を建てた所と言われています。
元々夷堂は天台宗系でしたが、開山の日出が日蓮宗に改め本覚寺としたのだそうです。
この夷堂を、日蓮が佐渡配流を許されて鎌倉に戻り、布教を再開した際に住まいにしたと伝えられています。
二代目住持日朝は、後に身延山久遠寺の住持になった際、本山に参拝できない人々のために日蓮の遺骨を本覚寺に分骨したことが、本覚寺が「東身延」と呼ばれる所以です。
目の病気を直してくれる「日朝さま」の愛称で親しまれているそうです。
徳川吉宗の孫で寛政の改革をおこなった松平定信の「東身延」の額が伝わっています。
十月は「人形供養」、正月は福娘がお神酒を振舞う「初えびす」で賑わうそうです。
楼門作りの仁王門です。
夷堂です。
本堂です。
鐘楼です。
祖師分骨堂を右手に、鐘楼を左手に真っ直ぐ、本堂と寺務所の間、左手に「相州伝」を完成させた鍛冶職人で名刀正宗で知られる五郎入道正宗の碑があります。